自分を愛する。
良く言われる言葉ですが、わたしは若い頃この言葉の意味があまり理解できませんでした。
「自分を好きな人なんかいるんだろうか?」
ここからのスタートでしたから、まさか世の中にナルシストという人たちが本当に存在するなんて毛頭思っていませんでした。
あれは物語の中の登場人物なのだ・・・とさえ思っていました。
話が脱線しましたが、自分を愛することは「ありのままの自分を認めること」なんです。
このまま自分を愛せなかったらどうなるか?
今日は結論から先に言います。
このままあなたが自分を愛せなかったら、周りの人もあなたを愛してくれません。
もっとわかりやすく言うと、あなた自身がまるごと自分を認めてあげれば周りの人もあなたの存在をそのまま認めてくれる。
これはとても不思議で、自分を好きになると周りの人も自分を好きになってくれるんです。周囲が自分を好きになってくれるから、自分で自分を好きになるかと言うと逆なんですよね。
自分の一番の味方である自分が自分を嫌っていたら可哀そうですよね。
そして、一番近い家族や周囲の人から愛されない自分・・・想像するととてもつらいです。
本当はあなたは大事にされるべき人なのに、一番側にいる人から邪険に扱われる。ぞんざいに扱われる。
そんなことってあって良いわけありません。
あなたは本当は人から大事に、優しくされるべき人なのに。
毎日大事に扱われて優しい労いの言葉をかけられた人生と、汚い言葉を吐き捨てられてぞんざいに扱われた人の人生が同じわけありません。
あなたがどんな職業であろうと、どんなところに住んでいようと、あなたは一番側にいる人から優しく扱われないといけない。
想像してみてください。
毎日「おはよう。今日も頑張ってね!」「いつもありがとう!」「いつも頑張ってるよね。」「あなたのおかげだよ。」「毎日楽しいね。」
こんな言葉を掛けられている自分と、そうでない自分。
どちらの人生が幸せか、想像するのに難しくないと思います。
自分で自分を好きになることは出来る。時間はかかっても
わたしも、ありのままの自分を認めることが出来るようになって生きるのがものすごく楽になりました。
ありのままを認めてあげられなかった時は、あらゆる選択が間違っていました。自分を傷つける方向へ、傷つける方向へ選択してしまう。
分かっているのに止められず結果、傷付く。
例えば、自分の容姿に自信がないから容姿端麗な友人と歩きたがる。だからいつも引き立て役。
本当は人数合わせの合コンなんか行きたくない。でも断ると悪いから行く。
結果、可愛い子ばかり盛り上がり自分は見事に壁の花に徹する。
そんなんばっか。
帰宅後「やっぱり行かなきゃよかった・・・」そう思って泣いたことも1度や2度ではありませんでした。
傷付いているのに傷付かないふりをして「太っているからしかたない」とか「この不細工な顔のせいだ」と自分を自分で苦しめていました。
今では真逆の考え方になったので「奥二重の目はお化粧次第ではとても映えるし、痩せたおかげで足が長いことに気が付いたね。」とか「お尻がきゅっと上がってカッコいいね。」とあれだけ憎んでいた自分の容姿さえも愛しくなりました。
そして、自分を愛することが出来るようになったからなのか、そのままの自分を愛してくれる友人と出会ったのが先なのかは分かりませんが「このままの自分で良いんだ」と思えるようになったんです。
周りの環境って本当に、本当に大事。
小さい頃に両親、もしくは育ててくれた環境の中に「あなたは可愛いよ。あなたはそのままで良いんだよ。」と無条件に愛してくれた大人がいた人は幸せです。(本来は全員がそうあるべきなのですが)
もし、残念ながらそういった環境で育っていなくても大人になってからでも変わることは可能です。
大人になった今は、自分で周りの環境を選択することができます。選ぶことが出来るんです。
長い時間を過ごす中で、そのままの自分を認めてくれない人、条件付きであなたに接する人、違和感がある人と距離を置いてください。
そしてあなたを無条件で受け入れてくれる人とだけ付き合う。
最初は上手くできないかもしれません。
わたしも「それでいいじゃない?」「太ってても可愛いよ。」そう言ってくれる友人や恋人の言葉を聞いても、しばらく信じることはできませんでした。
それでも、繰り返し繰り返し言われるうちに「あぁ、もしかしたらこのままの自分でもいいのかもしれない。」という気持ちになり、そのうち「このままの自分で良いんだ」と確信にかわる瞬間が必ずやって来ます。
自分を愛する=自分を認めてあげる
これが出来るようになってから、周りの人も自分に対して優しく接してくれるようになります。
もしあなたが恋人や友人家族からぞんざいな扱いを受けていたり、大事にされていない場合、「もしかしたら自分なんかこんな(誰からも優しくされない、ぞんざいに扱われる)人間なんだ」と心の奥底で思っています。
でも、そうじゃない。そうじゃないんです。
ぞんざいに扱われて良い人なんか一人もいない。
ある人のメルマガでこういう言葉を読んだことがあります。
「人は幸せになるために産まれてくる。」
この言葉を読んで、心の底から温かくじわーっと幸せな気持ちになり、そして同時に泣きたくもなりました。
テレビを付ければ残虐なニュースが流れ、インターネットを除けばすぐに閉じたくなる記事ばかり。
本当はみんな、幸せになるために産まれてきているのに。。。
もしかしたらあなたも今は辛くて、そんなことタダの戯言にしか思えないとしても本当にそういう日が絶対に来ます。
本当に幸せだなー、って思えるようになりますのでまずは自分を認めてあげることからはじめてください。